PHOTO ETHNOGRAPHY WORKSHOP
まちづくりの第一歩は、まちを徹底的に知ること
そこにあるのがあたりまえのこととして、見過ごしてしまいがちな「もの」や「空間」の背景には、生活の知恵と工夫や、まちを支えるプロフェッショナルたちの創意が詰まっています。 PHOTO ETHNOGRAPHYは、「もの」や「空間」を「写真」に撮影し、民族誌的手法を用いて、「写真」の奥にある人々の暮らしの知恵や思いを探り出す手法です。その手法を授業や4日間の集中ワークショップで学生たちに伝えました。 学生たちは、その手法を駆使して、前橋中心商店街に足を運び、ひとつの「もの」「空間」に徹底的にこだわり、膨大な枚数の量の写真を撮影してきました。その写真を手がかりに、問いをもち、調べ、出会い、感じたことを、グループ単位で議論しました。 成果報告会は、学生たちがこだわった「写真」をもとに、地域のみなさまの知恵・思い出を教わる<対話>の場となりました。この場で生まれる新たな気づきと発想とネットワークが、まちへの愛着と次の活動につながっていきます。指導責任者 結城 恵
群馬大学 大学教育・学生支援機構 教授
群馬大学「留学生交流拠点整備事業」及び群馬大学・群馬県「多文化共生推進士」養成ユニット企画・運営責任者
東京大学教育学研究科博士課程修了 博士(教育学)
専門は、教育社会学・多文化共生・エスノグラフィ